■丹波黒大豆の話
粘土質の土壌と寒暖の差が激しい盆地特有の気候条件の中で
栽培される丹波黒大豆は。粒が大きく、艶やかで、長時間煮た場合も
皮が剥けません。
また、表皮に生じる白い粉(ろう粉)も特徴の一つで、良質の証とされています。
丹波黒大豆は、たんぱく質や脂肪をはじめ、ビタミンB1、B2を豊富に含み
近年では健康食材として注目をあびている。
「一年をまめまめしく働けるように」との願いを込められておせち料理の
煮豆をはじめ、日常ではせき止めに黒豆煮汁が服用されるなど
古くから人々の生活に根付いている黒大豆。
━旬の食べ方 巡り方より━
・丹波の黒大豆の歴史について
丹波黒大豆の歴史
☆丹波黒は、兵庫県農事試験場が古くから丹波地方で栽培されていた黒大豆の
在来種(波部黒)を取り寄せ、品種特性を把握し、1941年に「丹波黒」と命名しました。
☆丹波黒大豆の原産地は「多紀郡誌(1918)」によれば、
現在の篠山市西紀町川北です。
☆江戸時代の後期から明治にかけて、現在の篠山市日置の豪農波部六兵衛らに
よって優良な黒大豆の種が作られ、「波部黒」と名付けられ奨励されました。
☆川北黒大豆は江戸幕府の献納により、また、波部黒は
宮内省のお買い上げによって名声が一層高まりました。
☆「兵系黒3号」は篠山市内の在来種から純系淘汰され、北部農業技術センターで
育成されたもので、1989年に命名されました。
☆丹波黒大豆は県内で現在、約1,200ha栽培されています。
兵庫県立農林水産技術総合センターより
・黒豆の種類
まず、第一にお正月に煮豆で食べる黒豆。
その黒豆の未熟なものを食べるのが黒枝豆。
一般的に丹波の黒豆。丹波の黒大豆枝豆と言われているのが
『丹波黒』という品種の黒豆。
丹波黒の枝豆の旬は、10月5日頃〜20日頃まで、
それ以降になると、中の豆が固くなっていく。
固くなり、完熟した豆の収穫時期は、12月上旬〜
収穫後、乾燥処理をし、選別したものが
お正月前に店頭にて、煮豆用の丹波黒豆として発売される。
夏場にも「黒枝豆」は、出回るがこちらは
早生品種の黒枝豆。
早生品種の黒枝豆は、豆にされることはほとんどなく
早生黒枝豆として出荷される。
早いもので、6月中旬。遅いもので9月下旬まで
出回る。
■丹波篠山産 黒大豆枝豆の購入はこちら(出荷時期 10月10日〜)
■丹波篠山産黒大豆の購入はこちら(出荷時期12月10日頃〜)
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