■丹波山の芋の話
別名「霧芋」と呼ばれるように、山の芋と丹波特有の霧深い気候は
切っても切れない関係です。
植え付けから収穫までの約8ヵ月間、土の中で養分を吸収しながらじっくり
生長し、霧の発生が特に多い晩秋に旬を迎えます。
栽培の歴史は江戸時代初期にさかのぼり、無骨な外見に似合わず、
切り口は純白で、肉質はち密で旨みにあふれています。
消化酵素ジアスターゼや植物たんぱく質ミニーシンの含有量が多く
滋養強壮、疲労回復に効果があるといわれる山の芋は贈答品としても
人気があります。
とろろご飯や山かけそばの他に、粘り強さは長芋の約4倍あるといわれ
天ぷらやすまし汁にしても溶けることなく、おいしくいただけます。
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