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麦わらふっくんの畑の真ん中から
 
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毎日田んぼに出るふっくんが、丹波・農業・世界を、時にはグローバルに、
時にはローカルなメッセージを送ります。

情報提供 丹波市春日町 婦木農場さん 

麦わらふっくんの畑の真ん中から 

 〜 4、残念なこと 〜

 

秋も深まり、丹波特有の霧の日が多くなってきています。この深霧こそが、

丹波の黒豆をじわじわ乾燥させると言われており、しっとりとした豆を生み出します。

小豆、大豆、黒豆と、丹波の秋は、豆の取り入れと共に深まっていきます。


やがて、乾燥して出荷の時期になると、はや師走・・・。本当にあっという間です。

そんな秋を静かに迎えたころ、役所から、田んぼの横に道がつくからとの話・・・。

通学路にもなっているその道を拡幅する工事だそうで、それによって、

通勤、通学の人が、より通りやすい道にしたいとのことで、歩道もつくのだそうです。

ところが、よく聞いてみると、私の田んぼから、約1,5mの高さに道路面があり

拡幅によって道から田んぼまでの土手をなくして、コンクリートの壁にするというのです。

もちろん水路があるので、水路の横には土手をつけるのだが、その上約1mは壁となります。

ちょっとまってよ!コンクリートの壁の下で仕事をするの?

道から土手をくだって苗を運んだりの仕事ができたのにこれでは仕事がしにくくなるのでは?

さらに、緑の帯の土手がなくなって、コンクリートの壁の道なんて、この丹波にふさわしいの?

と次々と疑問がでてきます。

土を盛った土手にできないの?

との質問には、この方がコストがやすくすむし、あとの土手の草刈をしなくてもいいからいいですよ。

すでに、地権者の多くが契約していただきました。

(ほとんどが、年配、もしくは田んぼを預けている人たちなのだが)

えー!こんなことで、丹波は、自然が豊富で、人と自然の調和をめざしていますなんて言えますか?

コスト、利便性、合理的、そんな議論ばかりで、本当に大切なものを失っていっていませんか。

もっとも、契約した農家も納得しないまでも仕方がないというあきらめも大いにあるのでしょうが・・・。

冬が近づき、ちょっと心も寒く物悲しい季節になりました。残念・・

 

 

 

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