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麦わらふっくんの畑の真ん中から
 
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毎日田んぼに出るふっくんが、丹波・農業・世界を、時にはグローバルに、
時にはローカルなメッセージを送ります。

情報提供 丹波市春日町 婦木農場さん 

麦わらふっくんの畑の真ん中から 

 〜 23、鳴子の米プロジェクト〜

稲刈りが終わり、黒大豆の枝豆の収穫、小豆の収穫、小麦の種まきと続く丹波路。

この時期の忙しさも相変わらずだが、丹波の主力の農作物の取り入れに農家同の話も弾む…。

と、言いたいところだが今年はちょっと様子が違う。

先日NHKで放送された、米、農業問題の特集に、多くの農家は衝撃を受けたからだ。

お弁当屋さんがどんどん中国産のコシヒカリを使用しているとか、WTOの交渉次第によって、

どっと外国産の安いコメが店頭に並ぶとか、地域の営農組織や大規模農家も「もうやっていけない。」となげく。

そんなシーンが次々とながれたのを見て年輩の農業者は今後の農業の見通しに落胆されたのではないだろうか?

私自身、話に聞いたり、周りの状況を考えると決して楽観はしていなかったものの、

映像を見て、問題提起をされると大きな意味で、不安が膨らんでくるものだ。

農政も農家への直接支払い制度へ移行、充実へと方向転換して進んでいる。

ただ、これも自由化が折り込まれているように思えるし、現在の農村の疲弊は、

どんどん進んでいるのでよほどのスピード感をもってやらなければ、農村は瓦解すると考える。さあどうする!?

今私が注目しているのは、宮城県の「鳴子の米プロジェクト」。地域の農家が生産する米を地域の人が

(消費者も業者も)、こぞって買い支えるという運動で、農家の米はすでに予約販売で完販したという。

価格も両者が納得できる価格というから農家も安心して農業に取り組める、という仕組みだ。

嘆いてばかりじゃ光はありませんぞ、踏ん張れ〜!!!

 

 

 

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