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先輩の暮らしA 「幸せに暮らす」

 

 

 



丹波市在住 佐藤さん夫婦


 

 「あはははっ!!」
舞鶴にある海外自衛隊を定年後、ある大手企業の寮長として再就職。6年間寮長として働かれたのち、丹波にこられた佐藤さん夫婦。取材中、お二人の笑い声が、今も少しづつ自分の手で修復中の古民家に響きわたっていた。

 岩手県出身の佐藤さんは、帰郷も考えていたが、娘が近くにいる(京都・大津・舞鶴にそれぞれ在住)ことも考慮して、田舎暮らしの地を丹波に決めた。

 康さんは、村の日役にも積極的に参加したが、昭子さんの方は、はじめはあまり外には出ずの生活だった。しかし、今では仲間も増え、青垣町のお寺で精進料理を振舞うお手伝いに精を出しておられる。

 田舎を楽しみに帰ってくる孫の話、大工仕事や畑仕事の話。どの話にも必ずついてくるのが「あはははっ!」という笑い声と二人の笑顔。

 こんな二人が「夫婦いがみ合って生きていくより、相手の為につくして、喜びをもらいながら生きていくほうがいいもんね」と語り合ってくれた。

  この思いやりのある言葉と、「あはははっ」の笑顔に、田舎暮らしだけでなく、人生を「幸せ」に暮らしていく答えがあるのでは!と感じれる幸せな時間をすごさせていただいた。

 
     
     
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