花・彩色 ちょっと知って得する花のお話
《 シクラメン》
 
 


 
 
 
 
 
丹波市内で、生花店「足立花義」を経営する
足立敬一さんご提供

 

 誕生花について出稿をはじめて早1年が過ぎました。読んでいただきありがとうございました。さて、「引き続き原稿を」、というわけで、今年も花についてのお役立ち情報や、季節のたよりなどを書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


 今(12月)店頭では赤やピンク、ワインカラーなど暖色系の花が目を引き、とてもあったかい気持ちにさせてくれます。主役はやはりシクラメン。年末から年始にかけての贈答用にとても人気があります。最近は花色も花形も様々で、選ぶのに困るほどです。品種名もなかなかおしゃれで、シューベルトやベートーベンなど有名な音楽家の名前を冠したものや、ピアス、プルマージュ、ビクトリアなどヨーロッパを連想させる名前が多くあります。現在流通しているシクラメンのほとんどはヨーロッパで交配された品種だからでしょうか。シクラメンは葉1枚に花芽が1つできますので、葉のそろった枚数の多い株のほうが花も多くつきますが、鉢に比べて多すぎるのもつぼみが咲かずに終わってしまうことがあります。管理の仕方は、水の受け皿がついている鉢では、その受け皿に水を切らさずいれておきます。そして渇き気味になったら株にかけないように土にたっぷりとやってください。肥料はすでに入っていることが多いのでやりすぎないようにします。


置き場所としては、暖かい部屋では日持ちが悪くなりますので、暖房のない明るい玄関などが最適です。年末年始、冬の花の代表「シクラメン」でお客様をお迎えください。


 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
             
 
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