オペラ「おさん茂平衛」への道のり

第9話 〜近松ゆかりの地 作魅っ人・作味っ都〜
 



 

 人生は実に面白いと思う  <近松ゆかりの地 作魅(サミ)っ(ッ)人(ト)・作味(サミ)っ(ッ)都(ト)>

近松生誕350年を記念し、近松にゆかりのある地が集まる「近松ゆかりの地 作魅(サミ)っ(ッ)人(ト)・作味(サミ)っ(ッ)都(ト)」を開催した。“サミット”と言うにはおこがましいので、地域の魅力を作る人達が味を作る都(食材豊かな丹波)に集う「当て字」を使ったのだが、これが結構うけたのが面白い。


当日は、特別列車「おさん茂兵衛号」がJR尼崎駅から柏原駅まで走り、名誉会長の井戸知事を始め参加者の足となった。(おさん茂兵衛絵入りのヘッドマークは今も大切に保管)午前中は、パネルディスカッションで、コーディネーターは文化評論家の河内厚郎氏。パネラーは、近松の町(近松没地)尼崎市から「近松応援団」、不思議なことに近松生誕地は2箇所あり、山口県長門市の「ルネッサながと」、福井県鯖江市の「さばえ近松倶楽部」、それぞれの3代表と、我が実行委員会からも“一押し”の佐竹氏を加えた4人になった。前日にコーディネーター、パネラーに丹波入りして頂き、実行委員会メンバーとの“前夜祭”は大いに盛り上がり、「近松のたった一つの作品でよくここまで頑張るなー」と“近松新参者”にお褒めの言葉を頂いた。


参加者の昼食に、丹波の食材を使った「麦とろ御膳」(有料)を用意し、丹波の味も楽しんで頂いた。

午後は、オペラ主役の足立さつきさんと、畑 儀文さんのコンサートを開催。次年度開催の市民創作オペラ「おさん茂兵衛 丹波歌暦」のアリアも“小出し”して、「是非来年オペラを見に来て下さい」キャンペーンは大成功を収めた。

たった一つの近松作品を元に、近松ゆかりの地がここ丹波に集まるなんて・・・・やっぱり人生は実に面白いと思う。

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おさん茂兵衛DEたんば実行委員会
企画運営委員長
浅倉陽子

 
 
 
 
             
 
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