オペラ「おさん茂平衛」への道のり

第7話 おさん茂兵衛フェスティバル 第三弾
 



 

 地元に「おさん茂兵衛」を再認識して頂く取り組みとしての「おさん茂兵衛フェスティバル」第三弾は「島津亜矢交流コンサート&ビデオ(おさんの森の物語)上映」。
「おさん」を歌っているビックな演歌歌手「島津亜矢」を呼ぼうと盛り上がったが、ビックな歌手には莫大なお金がいる。そこで、私達の活動事情を話し、1時間のカラオケで安価で来て頂きたいとお願いすることになった。また、おさんの森は、亜矢さんが歌っている「おさん」が奉られている場所であり、「おさん」がセキをして捕まったので現在は「セキの神様」として奉られており、きっとのどにも良いはずだからか歌手の方がお参りされると良い等と必死で手紙を書いた結果、こちらの希望どおりの内容で来ていただけると言う有難い話になった。


一方、メンバーの一人がシナリオを書き、プロビデオカメラマンであるメンバーの一人がビデオ撮影兼監督を務めるビデオ映画の製作も合わせて進めて行った。
出演者のオーディション、衣装(メンバーの持ち寄り)、かつら(かつら屋から1ヶ月借りる契約をする)等メンバーが手分けして準備を進めた。撮影が始まると、メンバーの一人の家に1ヶ月間道具を置かせて頂き、この間一階の5部屋をまるで自分達の家のように使いロケ現場との往復。

  お昼には「まかない班」がこの家でお弁当を作りロケ現場に持って来てくれた。(よくこんな事をさせてもらえたなーと今も感謝の念でいっぱい)ビデオは本番前日に徹夜で仕上がり、本番の幕は主役「島津亜矢」が到着しない中、開けとなり前半のビデオ上映中亜矢さん到着。でも、プロは凄い!何食わぬ顔で鮮やかな振袖姿で舞台に立つとすべてのお客を魅了してしまった。満席の劇場裏でこんなドタバタ劇があったが感動の渦の中大成功に終った。

やっぱり人生は実に面白いと思う。
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おさん茂兵衛DEたんば実行委員会
企画運営委員長
浅倉陽子

 
 
 
 
             
 
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