昨年、オペラ「おさん茂兵衛 丹波歌暦」が初めて世に出た。感動と同時にこのオペラを大きく発信しなければならない!と言うまるで子どもを産んだ親のような気持ちになった。
実行委員会の目的は地域づくり。地域文化を活かしたオペラを通じ丹波の良さを内外に発信=丹波ファンを増やす=地域づくりに発展(丹波の環境保全へも昇華)。つまり、オペラは「目的」ではなく「手段」という独自の方程式をたてたどんぶり勘定だったが、まんざらの計算違いでもなかったようで、やっぱり面白い。
丹波の次は兵庫県、その次は東京と「夢=目標」を立てていたが、初演の打ち上げの席で大きく変った。次の上演は東京ではなくウィーン。この発想がまた面白い。オペラ「おさん茂兵衛
丹波歌暦」は、幕開けが華やかな京都、日本を象徴する刀、親子の愛や故郷への愛と日本の文化を凝縮し、とどめはジャパニーズロミオ&ジュリエットで、絶対に外国受けする作品だと計算。又、日本の芸術の世界は東京中心が現状の中で、ましてや地方の丹波?と、下手に出るのはアホらしい。同じえらい目に合うのなら外国でやろうー!外国で受けたら東京がきっとやりたいと言って来る!のどんぶり勘定方程式。
かくして次に目指すのは、丹波の森と提携を結んでいるウィーンでの上演と決まった。やっぱり人生は面白い。
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